短期賃貸需要は地方にこそ眠っている!? 5年間で検索量2倍の「キーワード」とは

 

いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。本日は、マンスリーマンションの需要動向についてお伝えします。

先日、全国各地の賃貸管理会社様よりマンスリー市場への参入についてご相談いただく機会がありました。その際、ほぼ100%の会社様から共通して聞かれるのが、「自社の商圏でマンスリーマンションはビジネスとして成り立つのか?」という点です。

この背景には、マンスリーマンション・ウィークリーマンションの大手ポータルサイト「グッドマンスリー」の掲載状況が影響しているのではないでしょうか。実際に各都道府県別の掲載数を見ると、全国20,000件のうち東京都内で10,000件以上を占め、地方では掲載件数がない都道府県も存在します。

こうした状況から、「地方では需要がないのではないか」と思われがちですが、Googleサービスの検索量を見ると、ここ5年で「マンスリーマンション」「ウィークリーマンション」のキーワード検索量がおよそ2倍に増加しています。都道府県別に見てみると、

●東京都:5年で1.3倍

●大阪府:5年で1.1倍

●福岡県:5年で1.6倍

と、大都市圏でも伸びてはいるものの、全国で検索量が2倍になっている主な理由は、地方でのマンスリーマンション需要の伸び率にあります。

地方では、最も高い伸び率の岩手県や三重県、岡山県などで検索数が3倍超となっており、その他の地域でも2倍ほど伸びているエリアがほとんどです。

このように、大手ポータルサイトに物件が掲載されていないエリアであっても、キーワードの検索量から見れば、マンスリーの需要は明らかに増加しています。これは、地方にブルーオーシャンな市場がまだ多く存在している可能性を示唆していると言えるでしょう。

グッドマンスリーに代表されるようなポータルサイトに掲載がないからといって、自社の地域ではニーズがないと最初から決めつけてしまうことは、実は大きな機会損失に繋がっているかもしれません。

船井総研では、このような全国での市場調査や戦略提案を行っております。マンスリー事業の立ち上げをご検討されている皆様は、ぜひ個別相談へお申し込みください。

無料経営相談はこちら

また、【不動産投資を始めたい方必見!】宿泊・マンスリーマーケット最新市場動向レポートを無料でダウンロードいただけます。ぜひご活用ください。

 

不動産業界コンサルティング
船井総合研究所

コンサルティングに関するわからないこと、
知りたいことは、
まずは私たちへご相談ください。

最新セミナー
メルマガ登録はこちら